フィットネスクラブマネジメント 公式テキスト 基礎

「フィットネスクラブマネジメント 公式テキスト 基礎」を読みました。2013年7月に業界を離れて久しぶりの接触です。網羅的でよくできたテキストです。各社の発展状態などが確認できて興味深く読むことができました。学生や業界を知らない人に説明するのに最適だと思いました。執筆者のご努力に経緯を表します。

日本人として知っておきたい 世界激変の行方

「日本人として知っておきたい 世界激変の行方」をKindleで読みました。トランプ政権成立直後に書かれた国際政治学者の著作です。それから9ヶ月経って、著者の意見が正しいことがよく分かります。稀代の戦略家トランプは意図して発言しています。米国の基軸貨幣死守の意図、中露同盟、ドイツの立ち位置を理解しました。北方領土問題は歴史の問題です。歴史を学ばない国は滅びます。備忘します。

経済的にもアメリカはじめ先進国での 「格差 」がもはや許容できないほどに広がり 、民主主義の社会に 「圧制 」を呪う怨嗟の声が溢れる 。そして 、いつ果てるとも知れぬテロとの戦争が世界に広がり 、難民が世界中に溢れ 、不安と反感が地に満ちる 。ここまで矛盾が噴出してくれば 、世界はもはや耐えられず 、大きく軋みだす 。この状況下に 、次の三つの勢力が生まれるのである 。すなわち 、オ ールド ・グロ ーバリズム 、アンチ ・グロ ーバリズム 、ネオ ・グロ ーバリズムという三勢力である 。ページ5%
…私が最も注目した CFRの報告書の一つは 、アメリカの対北朝鮮政策に関するものであった 。同報告では 、まず北朝鮮とのあいだで 「六カ国協議を再開し 、北朝鮮に核開発の放棄を促す 」とある 。ここまでは耳にタコができるほど繰り返されてきた話である 。ところが驚くべきことに 、次いで 「もしそれに応じなければ 、北朝鮮への空爆を行なうべし 」と書かれていた。ページ8%
、この豹変ぶりこそが 、トランプが稀代の戦略家であるとともに 、究極の現実主義者 、ニヒリストであることを象徴的に示すものであった 。ページ12%
「理念とは 、それが現実の要請に即するときにおいて普遍的理念となる 」 。アメリカ人のこの発想は 、たんなる偽善や豹変 、変節とは異なる 。そしてここが 、われわれにとって最も理解することの難しい 「アメリカの本質 」そのものなのである 。ページ36%
中国の対外工作により 、戦後日本の外交努力が突き崩されていき 、日本が長年を費やして育ててきた多くの 「親日国 」が瞬時にして 「親中国 」になっていく様は 、残念であるとともに 、さながら目まぐるしいオセロゲ ームのようだ 。ページ74%
ある意味では 、中国とドイツの連携こそが 、日本を戦争に引きずり込んだともいえる 。じつは 、戦前の日本が日独伊三国同盟を結んだ大きな動機の一つも 、ドイツを中国から引き離すことにあった 。ページ79%
いまや東アジア情勢とヨ ーロッパ情勢は 、 「中露同盟 」の成立と 、その陰で進行するグロ ーバルな 「パワ ー ・プレイヤ ー 」としてのドイツの対露 ・対中提携への底流での動き 、この二つを媒介として完全に連動しだしたユ ーラシア規模での 「世界新無秩序 」へ向けて進行中である 。ページ82%
まずは「大きな底流を見つける」。そのうえで、「しっかり準備して、できるだけゆっくり行動する」、他方、「交渉ごとはつねに粘り強く主張する」。世界において謙虚の美徳など通用しない。ただし、大きなものが動くところでは、「あるところで潮目を見て潔く譲歩する」。ページ83%
…ここで念頭に置くべきが 「中東情勢の不安定化によりテロが多発する」「ロシアの民主化が失敗する」「中国が日本と敵対する」「アメリカが衰退する」「ヨ ーロッパ統合が失敗する」ページ88%

入札で勝つ方法

「入札で勝つ方法」をKindleで読みました。某大手スポーツメーカーに出し抜かれて歯ぎしりした理由がはっきりと分かりました。実質的な決定権者は、担当に近いところ、仕様書作成の段階にあることを理解しました。故に営業の必要性があるわけです。入札の前に勝負は、ほぼ決まっています、戦う前の段階で勝負は決まっているようです。しらぬが仏、沢山の案件に勝てたのは不思議です。備忘します。

入札で勝つ方法 官公庁ビジネスの 基本 応用 ウラ技

入札で勝つ方法 官公庁ビジネスの 基本 応用 ウラ技

一般競争入札における一者入札の割合 (契約件数 )は平成 2 5年度では 3 0 %になっています 。つまり官公庁ビジネスにおいて 1 0件中 3件のビジネスが一般競争入札の価格競争に巻き込まれていないことになります 。ページ6%
指名競争入札とはあらかじめ複数の相手方を指名によって決めこれらの者により競争入札を行い 、最も有利な条件を提供する者と契約を締結する方法です 。一般競争入札によるという原則の例外として 、できる範囲が限定されています 。 ページ31%
入札制度の建前は公平性で全業者が参加できるようになっていますが 、実際は違います 。何でしょうか ?一つ目は一年前から特定の業者が提案活動や下見積もりを出して 、お客様へ仕様書作成のための支援活動をしているからです 。二つ目は官公庁の担当者は 3年程度で転勤するので 、異動してきた新担当者は業務をあまり分からないので良く顔を出している業者に仕様書作成のための提案書作成のお願いをします 。ページ34%
勝ちパタ ーン営業は随意契約や一者入札や総合評価方式で価格競争に巻き込まれず 、高利益のビジネスに拡大しています 。その答えは他社に先行してお客様の現状を可視化して 、関心事を把握し 、お客様に信頼され 、公告前に仕様提案をし 、価格競争に巻き込まれないような対応をすることが肝心です 。ページ39%
官公庁では 、文書でなく口頭で曖昧な依頼が多数見かけます 。その時完璧な資料を作成しようとしてもお客様の意図と違った内容になることも多いし 、お客様は営業の回答がないのはイライラします 。まずは 2 4時間以内に何らかの回答をするとお客様は安心します 。完璧な資料でなく 、まずはお客様の意図を把握するような資料を作成し 、そこから資料つくりに入ります 。このように 2 4時間以内回答をし続けると 、お客様の信頼を勝ち得ることが多く 、あらゆる相談事が舞い込んできます 。ページ42%
今までは単体入札が多く 、自社だけの能力で対応できましたが 、最近の調達は大規模化 、複雑化しています 。 1社だけの対応は難しいので他社との協業 (アライアンス )が重要になります 。ページ44%
一者だけであれば無駄な価格競争に巻き込まれず 、適正な利益を確保することができます 。一者入札で勝つためにはお客様との信頼関係に基づきながら 、自社が圧倒的な優位な調達仕様書になるべく全力を注ぎましょう 。他社が参加できない仕様であれば自社だけの一者入札になります 。他社が参加できる調達仕様であれば 、公告期間の設定や 、スキ ーム調整 、資格 ・許認可の限定などの要素を複合的に設けることが重要です 。ページ46%
入札において談合 、競争妨害 、落札後の辞退 、仕様書の内容に合致しない 、死亡者をだす重大な労働災害起こした企業など重いものから軽いものまで 、業者を処分する方法としてある一定の期間入札参加を認めないことを 「指名停止処分 」といいます 。官公庁は法律に沿って粛々と処分します 。ページ55%

素敵な相棒

「素敵な相棒」を観ました。アシモ風のロボットが出てきます。C-3POタイプの介護用ロボットです。老人とロボットの不思議な交流を描いています。ロボットに宝石泥棒のを手伝わせているうちに、老人が健康を取り戻すという痛快なストーリーです。悪者が出てこない、ヒューマンドラマに仕上がっています。

あらすじ(ネットから要約 http://movie.walkerplus.com/
フランク・ウェルドは70歳を迎えて、物忘れがひどくなるなど年齢による変化が見られるようになっており、旧友のジェニファーは寂しく思っていた。フランクの息子ハンターと娘マディソンは、一人暮らしをするフランクのことが気がかりだった。ある日、ハンターがフランクの手助けになるよう、歩いて話せる介護用の超高性能ロボットを連れてくる。このロボットは健康を改善するためにプログラムされており、合理的でありながら思いやりを見せてくれる。当初毛嫌いしていたフランクも、このロボットを単なる機械や道具以上の存在に思えるようになってきて、ロボットのおかげでみるみると体調が良くなってくる。健康改善だけでなく、趣味や生きがいを見つけ気力に満ちるようプログラムされているロボットのおかげで、すっかり前向きになるフランク。人生が一番輝いていたのは宝石泥棒をしていた頃だと思い至ったフランクは、日々の暮らしに張り合いを持たせるために、ロボットを相棒に盗みをはたらくことにする…。

ベイマックス

ベイマックス」を観ました。美しいアニメです。ここまで進化したことに驚きました。戯画化されていますが、表情や動きは、昔のアニメとは格段の差があります。舞台の「サンフランソーキョー」は日本の看板や鉄道など見慣れた風景が描かれています。ロボット、ベイマックスは鈴をイメージしているそうです。悪役は歌舞伎の化粧をしているなど、日本を意識した映像になっています。ストーリーは子供に判るように、勧善懲悪で、ありきたりですが、ホロっとする佳作です。

あらすじ(ネットから要約 http://movie.walkerplus.com/
技術分野最先端の頭脳が集まる都市サンフランソーキョーに住む14歳の少年ヒロは、たった一人の身内である兄タダシを謎の事故で失う。心を閉ざし悲しみに暮れるヒロの前に、突如ベイマックスというロボットが現れる。空気で大きくふくらみゆったりと動くベイマックスは、タダシが開発した、人の身や心の健康を守るケア・ロボットだった。ベイマックスの優しさに触れ、次第にヒロの孤独な心は癒され元気を取り戻していく。そんな中タダシの死に疑問を持ち調べていくうちに、恐るべき陰謀に気付く。ヒロはこれに立ち向かおうとするが、唯一の味方であるベイマックスはケア・ロボットであるため戦う意欲すらない。実はベイマックスは、タダシからある使命を託されていた……。

20兆円の入札ビジネス

「20兆円の入札ビジネス」を読みました。二度目です。今回は真剣に読んでみました。私が、この小さな会社でやれるかどうかの思考実験です。結論は「やれるとも言えるし、やれないとも言える」です。川崎市に限局して入札に挑戦することはできます。しかし戦力不足で、すぐに行き詰まるでしょう、時期尚早です。これを現有勢力でやろうとすれば、「緩い」ネットワークを使って仕事をシェアする必要があります。まずは、協力者の見定めと説得が先です。人助けとして新潟で苦労している二人の元部下にやり方を伝授して、介護予防運動などで飯が食えるようにしてあげることはできます。前回の感想は「なつかしい思い出です。木っ端役人とのお付き合いはもうたくさんです」でした。備忘します。

おにぎりからダムまで 20兆円の入札ビジネス

おにぎりからダムまで 20兆円の入札ビジネス

…現在は、全省庁統一資格を取れば、すべての省庁の案件が入札できるようになります。これにより、資格取得のハードルが一気に下がりました。ページ43
資格をとるまでは多少手間がかかりますが…資格を取る→案件を探す→入札説明書で参加するかどうかを検討する→入札準備→入札という流れになります。ページ50
まず一つだけ資格を取るなら。迷わず「全省庁統一資格」をおすすめします。ページ77
全省庁統一資格では、事業者の規模によってランク分け行います。等級は年間平均高や自己資本額などが点数で換算され、AからDまでの4段階に分けられます。入札案件の資格の欄にこのランクが書かれていますので、自分が該当するランクに合わせて入札します。個人事業主や小さな会社はDランクになります。ページ78
企画競争は…プロポーザル方式とコンペ方式があります。…プロポーザル方式は受託業者の業務遂行能力を重点的に評価する選定方式、コンペ方式は、技術提案書・企画提案書の内容で評価する選定方式です。ページ91
電子入札をする際の利用者確認のために、ICカードICカードリーダーが必要となります。ICカードICカードリーダーとは、電子入札を行うにあたって、発注機関の電子入札サイトにログインするために必要なものになります。ページ111
説明書仕様書の詳細を確認し、不明点は質問することも大事ですが、もう一つ、スキルアップに欠かせないのは、経験値を増やすこと。経験値はヒューマンエラーを最小限に減らしてくれます。ページ136
一般競争入札は、通常は一番安い企業が落札します。入札を始めたばかりでしたら、利益は低めで、とにかく仕事をとっていこうという姿勢で入札に臨むことをおすすめします。少し無理をしてでも、仕事を取ってしまえば、ネームバリューと安心感、安定感を得られるところにつながっていきます。ページ156
…落札のコツはありますか?と聞かれます…本当のところは「場数」だと私は考えている。ページ161
実際に世の中を変えるのは「いいね」ではなく、「こういうものがあったらいいな」がかたちになったときではないでしょうか。ページ191
どの地域からでも見れるサイト「入札なう」…興味を持たれたら「入札なう」のサイトから検索してみてください。ページ226

地方自治体に営業に行こう

地方自治体に営業に行こう」を読みました。思い出しました。前職で指定管理者制度の下、体育施設を受託していました。それだけで年間、約20億円の売上になりました。プロポーザルの書類は私が書いていました。本書に書いていることは何も知りませんでしたが、やっていた事は理にかなっていたのかもしれません。当時、「実績」「価格」「ブランド」「コネ」「提案書」が受注のキーで、そのうち、3つが競合を超えていれば、勝てると思っていました。読んでいて、私にできそうな幾つかのビジネスを思いつきました。備忘します。

ビジネスチャンスはこんなに身近に! 地方自治体に営業に行こう!!

ビジネスチャンスはこんなに身近に! 地方自治体に営業に行こう!!

全国的な傾向として特に目立つのはベンチャー企業への優遇措置。最近特に難しくなっている発注の形態として、「あなたの会社だけにこの仕事を出しますよ」という随意契約と呼ばれるものがあるのですが、ベンチャー企業に対しては積極的にこの契約をすすめることを決めていたりします。これは自治体のお仕事未経験のベンチャー企業にとってはとても有利。チャレンジする価値大いにありです。ページ37
官公庁ビジネスのマーケットがどのくらいの大きさなのか、総務省から目安になる数字が出されているのです。それによると、国や独立行政法人7.9兆円、人口10万人以上の地方自治体全部合わせて13.0兆円。国と地方自治体を合計すると、20.9兆円もの市場規模になる計算です。ページ48
特に、中小企業、零細企業、個人コンサルタントさんや公認会計士行政書士中小企業診断士など士業の方々は、是非地元自治体のホームページを覗いてみてください。こんなお仕事があったんだ、これならうちもできるかも、そんな思いがけない素敵なお仕事との出会いがきっと皆さんを待っています。ページ92
自治体って何? 難しく言うと国の領土の一定の地域を基礎とし、その地域内における住民を人的構成要素として、その地域内の行政を行うために、国から付与された自治権を行使することを目的とする法人となります。そう、法人格があるんですね。ページ100
要するに地方自治体と仕事をしたことがない企業は、そもそも役所に営業かけていいのか? というところが一歩を踏み出す上で第一関門のようです。もちろん、いいんです。営業しても。いやむしろ、営業活動なしにはお仕事受注することはできないと考えたほうがいいかもしれません。ページ136
地方自治体からのお仕事を引き受けることにはこんな光のメリットがあります。1.自社の社会的信用が高まる、2,いちど仕事を受注すると同じような仕事が取りやすくなる、3.絶対に未回収がない。ページ149
自治体とお仕事をするときの準備は、まずはこの予算書を確認するところがスタートになります。是非いちど見てみてくださいね。ページ169
自治体のお仕事が予算に計上されて実際に発注されるまでには足かけ2年、つまり予算化される前年度と、お仕事が発注される次年度というプロセスがあることはもうお分かりいただけたかと思います。ページ172
受注実績なし×新規性・独創性の低い会社は、小さい仕事でも実績作りから。ページ175
 まずは心得から、心得1 すぐに売り上げが上がるという考えは大間違いである。心得2 製品やサービスの売り込みは蛇蝎の如く嫌われる。心得3 自治体メリットではなく、地元住民地元企業メリットで。ページ1治体のお仕事したい企業は、まず最初に何をしなければならなかったでしょうか。そう、お仕事を引き受ける意思がありますよと必要書類を添えてエントリーして、お仕事への参加資格者名簿に載せてもらう事でした。何はさておきここをクリアしないとスタートラインにすら立てません。これが「事業者登録」とか「入札参加資格申請」などと呼ばれる手続きです。ページ180
エントリーした会社すべてに今回お願いしたいお仕事はこんな内容ですよと業務内容細かく示した資料を渡します。この資料を「仕様書」と言います。エントリーした会社はこの仕様書にあるお仕事の内容をどれくらいの金額で引き受けられるのか計算して、出た金額を決められた様式に書き込んで、指定の日時までに自治体に提出します。手続きはインターネットで行える場合もあります。ページ192
入札には、プロポーザル方式、総合評価落札方式、単独随意契約があります。ページ194
入札の勝率を高めていく方法がいくつかあるのです。ここではそんな中から誰でもできる基本的な方法3つを厳選してご紹介します。1. 前年度の落札結果をチェックする、2. 他社の応札動向チェックする、3.不当廉売行為ダンピングは絶対にやらない。ページ205
一回で諦めてしまうことなく、何回も積極的に挑戦してみてください。何回か経験するとだんだん勝てそうな案件とそうでない案件の見分けもつくようになってきます。そして忘れてならないのは、勝因・敗因分析。入札で買っても負けてもその要因を自社の対応、ライバルの会社の動き、自治体の都合の3つの切り口でよく調べ、関係する社員で情報をシェアしてることをおすすめします。ページ207
プロポーザルの企画提案書の場合は、誰に向けて書くのか。それは自治体本体のように見えて、その後ろに控える。何万人もの地域住民や地元企業なのだということを忘れないでください。そしてもう一つ外さないのはライバルをけ落とすこと。ページ223
自治体のお仕事を取るために必要なのは、個人の力だけではなく、自治体ならではの段取りや特徴をおさえたうえで、チームで取り組む組織力がとても大切。そして様々な切り口から情報を集めて予測し、戦略戦術を立てていく。これが一番重要なアプローチだといえます。ページ253
1つだけおさえたいのは情報を文書にすること担当職員さんが上司に報告する時に上司がその文章見ればすべてが分かるというレベルのまとめ方が基本です。ページ257