現場力を鍛える

3年ほど前のベストセラー「現場力を鍛える」を読みなおしました。大変勉強になりました。初めて読んだ頃は会社の状況も今よりは良かったので必要性を感じなかったのかもしれません。先日、当業界で売上トップの企業の社長が全国全ての店を見て回り、責任者の顔と名前を覚えている、今度の社長は現場主義のやり手だという情報が入ってきました。その功罪についての記述がこの本にありました。下手にやると、現場への権限委譲とバッティングしてしまう危険性を指摘しています。むかし「真実の瞬間」に影響され、逆ピラミッド組織図にしていたのにいつのまにか普通の組織図にしてしまったことや現場への信頼をなくし本社主導型組織にしすぎたことなど反省しきりです。「正しいことを正しくやりつづけること」でサービスの品質を向上させ、コストを減らし、スピードを上げていくことを目指します。この一見矛盾する目標を達成することで競争力を高めるしかないと理解しました。ポイントは5%の核人材の登用・育成です。愚直で粘り強い人を選びます。私の役割は部下を信頼すること、部下を鍛えること、手本を見せることで現場と付かず離れず行動することにします。腹に落ちました。「君子、豹変す」といわれるよう努力します。

現場力を鍛える 「強い現場」をつくる7つの条件

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