娘は男親のどこを見ているか

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「娘は男親のどこを見ているか」(講談社プラスアルファ新書 岩月謙司 著) を読みました。

3歳の頃に娘は父親を初めての恋人として認識する。娘は永遠の庇護者として父親を見る。ゆえに幼い娘は父親の本当の愛情を常に確認する。父親は娘に愛を試され続ける。父に愛されない娘は男を愛することはできない。やがて母(妻)との確執がはじまる。母より愛されたいが、父親が本当に母親を愛しているかを娘はいつも見ている。自分の将来を母に投影する。娘は一番愛されたいが、母を一番愛してほしい。矛盾している。愛されない娘は不感症になるか、淋しさを紛らわすためにニンフォマニアになる。


何かを返してもらうために君に愛を贈るわけじゃない…

君はひどい目にあいすぎて疑い深くなってしまった…

愛さずにいられないバカもいる、気にしないで受け取ればいいんだよ…

いつか実りをもらうために君を大事にするんじゃない…

ああ、惚れた方が損なんて、取引や投資じゃあるまいし、惚れて嬉しい、単に嬉しい、同じ時代に生まれて嬉しい…

以上が、中島みゆきさんの「 I love you 答えてくれ」の一節です。かくありたい。


これまでいろいろな女性の悩み事を聞きました。わからないことが度々でした。若い頃はただオロオロと愚痴を聞くだけでした。最近は、したり顔で分析と次の行動のアドバイスです。損得の視点です。わかってないなあ。もっと過去に起きた隠されたことの影響により「見返りが行動を支配している」(人生戦略マニュアル)のではないか。そう思うと今までの理解できない彼女たちの行動がかなり理解できます。反省。

忌野清志郎「雨上がりの夜空に」をBSだかハイビジョンで見ました。なぜか感動してしまいました。血潮が漲ってきました。意味深な歌詞と調子のよいロックンロール、いいなあ。思わずituneで買いました。

雨上がりの夜空に輝く
雲の切れ間にちりばめたダイヤモンド
こんな夜におまえに乗れないなんて
こんな夜に発車できないなんて