ハル

深津絵里さんの「(ハル)」観ました。深津さんのファンなのでどんな内容でも良い映画です。女優さんを好きになることは本当にめったにないのですが、さらに好きになってしまいました。母にちょっと似ているせいかもしれません。この映画がどのような評判なのかは知りません。でも深津さんのよいところ、例えば、恥ずかしそうな感じとか気取った感じとか困った感じとか怒った感じ、戸惑った感じがいいなあ(全部か?笑)。「マジックアワー」の彼女より、「チェンジ」の彼女よりもいい。森田監督は彼女のよいところをたくさん引き出しているように思います。ありがとう。素晴らしい恋愛映画です。

さて、パソコン通信に関しては20年以上前に凝っていました。チャットはあまり得意ではありませんでしたけど。ニフティのフォーラムで知った人が、今、結構有名な女流作家になってます。あまりによい文章だったのでファンになり、お会いしました。小説家にありがちな露悪趣味な発言が多く辟易しました。でもその才能には、今も感嘆しています。もうひとり議員秘書をしておられた女性で、女丈夫といってもよい人でした。銀行が経営するリゾートホテルの営業に転身されました。中身は男性そのものでしたが、じつに頭のクリアな美しいかたでした。深夜まで飲んでタクシーに乗せたときに、耳元で「いくじなし」と言われたことは一生忘れないでしょう。次に会ったのは溜池山王駅ができたばかりの頃、彼女の社長就任パーティででした。最後に会ったのは、妊娠中に夫とともに営業に来られた時です。浄水器をたくさん仕入れたように記憶しています。

もうひとつさらに昔。文通を思い出しました。青森の彼女の名前はひとみさん。高校の時に2年ほどやりとりしました。メールも携帯もありませんでした。自分の字で延々と書くのです。それに彼女が返事をくれて、繰り返す。ロマンチシズムですね。悠長の中に真実がありました。まだ幼い自分がどういう大人になりたいかというのがメインテーマでした。彼女は恋についてたくさん書いてくれました。大学に合格して会いに行きました。彼女の彼氏?が奥入瀬渓流を車で案内してくれました。「ハル」最後の出会いのシーンはよくわかります。そんなことを思い出しました。

「2001年」のHALと掛けてあるかもね。Hの次はI、Aの次はB、Lの次はMです。誰でも知っているよ!蛇足でした。

(ハル) [DVD]

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