科学する麻雀

「科学する麻雀」(とつげき東北著 講談社現代新書)を読みました。半年ほど前から「Maru-Jan」というネット麻雀に参加しています。有料の対戦です。現在の段位は2段です。でも、1位と2位の勝率が50%を少しきる、あるいは、平均順位が2.5前後程度です。それ以上、上手くなりませんでした。そこで、評判のよいこの本を読むに至りました。麻雀を理論的、数理的、統計的な根拠の基づいて解説した画期的な本です。この本を読んだ後、格段に強くなりました。いままでの常識を覆されました。例をいくつか抜粋しておきます。

科学する麻雀 (講談社現代新書)

科学する麻雀 (講談社現代新書)


…「良形テンパイ、しかも先制なので、すべてリーチすべき」…ダマで3ハン以下の手ならば「全部リーチすべき」…手変わりを考慮すべきではない…(P.110)

…降りることは大変重要である。麻雀で一番明快に技術差が感じられるのが「正しく降りているかどうか」である。…裏スジが危険という影響は無視してよい。…間4ケンは無視して良い。…リーチ宣言牌のソバテンは無視してよい。…ドラの危険度は19を除く数牌であれば、危険率で1.2〜1.3倍、19牌なら1.7倍程度に見積もる(放銃率)…

…統計的には持ち持ちの確率は10%程度である。

…ドラ待ち先制カンチャン・シャンポンリーチは実測によると、40%程度の確率で和了できる。また無スジ456のドラ単騎待ちリーチだと20%程度となる 等々

非常に勉強になりました。若い頃に知っていれば、散財を抑制できました。知識はちからですね。