電子書籍の衝撃

電子書籍の衝撃」(佐々木俊尚著) を電子ブックで読みました。T-timesをインストールして、フォントの大きさを1.5倍、普通のディスプレイで「縦」で読みました。予想外なことに、紙で読むより快適でした。実はこの本は14日まで110円でダウンロード販売されていたようです。アゴラのオピニオンに書いてあったのに見逃していました。結局、1000円で購入しました。

内容は薄々感じていた通りでキンドルipadの熾烈な主導権争いがよくわかりました。スティーブンジョブスは凄いけどアマゾンも負けていませんね。結局、自費出版ではない個人出版が増えるということになるそうです。電子書籍化により音楽(itunes)と同様、出版業界に衝撃がきます。これはまさに破壊的なイノベーションです。

「特定サービス産業動態統計速報」を見ているとサービス業はズタズタです。対事業所サービスでは、リース業、音楽ソフト制作業などは月によっては前年同月の30%ダウンです。インターネット付随サービス業が少し良い位で総崩れです。対個人サービスでは、映画と学習塾以外はこれもまた厳しい状況です。読みながら自分の業界のイノベーションについて考え込んでしまいました。

ついでに「電子かたりべ」で音声合成の現状を確認しました。随分進歩したようで、もう少しで自然になります。言語の解析は飛躍的に向上しました。

尚、windows7のせいかもしれませんが、T-timesは悪さをするようです。電子かたりべも良くない、久しぶりにwindowsが不安定です。

追記:知人にipadを依頼してしまいました。待ちきれません。

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)

電子書籍の衝撃 (ディスカヴァー携書)