おじさん、語学する

今更、英語を本気で習得する気はありません。


「…はっきりいって、英語の勉強などは適当なところでやめたほうがいい。英語を勉強する時間があるなら、その時間をほかの能力開発のために使うべきだ。…どうしても英語を学びたいという方には、やはり海外留学することをお奨めしたい…p.53」(堀紘一著「年収が2倍にも3倍にもなる勉強法」)

が、しかし、英文をざっと読むことや、簡単な会話ができることは大切なことだと思うようになりました。池田信夫氏からも「日本語だけでは情報収集ができない」との指摘がありました。私の本棚には、結構、英語習得の本があります。「おじさん、語学する」「なぜあなたは英語が話せないのか」「中年英語組」「英語超基本を一日30分」「英語速読マニュアル」「ビッグファットキャットの世界一簡単な英語の本」「社会人の英語」「はじめてのヒアリング」「外国語上達法」「話すための英語」「NHK100語でスタート英会話」等々。読み終えた本は一冊もありません。ピンズラーのCDも買ったのにダメでした。英会話学校には3回くらい通いました。本当の必要性を感じていなかったのでしょう、この歳までろくに読めないし、話せません。才能もない(開き直ってる!)。私の仲人は60歳を超えてから外資系企業の役員になり、英会話学校に通い、いつのまにかペラペラになったそうです。昔、隣に住んでいた韓国人のお嫁さんはテレビを見ているだけで日本語をマスターしたと妻から聞きました。「海外旅行はハワイが一番、日本語が通じるから」は淋しい。フロリダのディズニーのショップで、おばさんに「誰への土産か」と聞かれ「my daughter」「your daughter…」が唯一の会話らしい会話です。ワシントンでもニューヨークでも、シンガポールでも、オーストラリアでもずっと無口でいました。いつも、おしゃべりで顰蹙をかう私がですよ。

先日も某大学教授から英国の研究者を紹介すると言われて尻込みしてしまいました。これは問題です。通訳を雇ってでも会うべきでした。「おじさん、語学する」読み始めて、反省しきりです。

おじさん、語学する (集英社新書)

おじさん、語学する (集英社新書)