イノベーションの法則 6回目 池田信夫先生

イノベーションの法則」6回目を聞きました。これまでのレビューを交えながら標準化について学びました。一言でいえば、標準化なんてクソ食らえということです。世界標準を信じているおめでたい国が日本だということがよくわかりました。またイノベーション企業統治と大きく関わり合っており、企業の新陳代謝や国民の意欲、アニマルスピリットの不足が日本のイノベーションを阻害しているとのことでした。法人税が世界一高い国には工場も本社も作りません。マスコミは、法人税率を下げる政策に対しては「企業だけ優遇、庶民いじめ」と騒ぎだすでしょう。今日も考えさせられました。備忘します。


プラットホーム競争について。

標準とは合意形成ではなく競争により決まる。

プラットホーム=標準、ゲシュタルトフレームワークパラダイム

プラットフォームはどこからもたらされるかわらない。

日本人は標準を「合意形成」だと思っている、競争の結果なのに。

日本は「ユニバーサルサービス」を曲解している、郵便局を全国に置いておくことではない。

なぜ負けたか PS/2の頃にはかつての力はなくマイクロソフト面従腹背にやられた。

NTTがパケット実験に成功したのは米国より早く、多分、世界で初めてパケット通信に成功した。1970年の話だ。

標準化は国が決めるものではない。

標準化は1社で決めた方が良いものができる、合意ではない。au

NTTは技術が優れているので勝てるといつも思っているので、同じ失敗を繰り返している。INS ISDN

NHKのハイビジョンはデファクトスタンダードにしてしまえばよかった。デジタル化の提案で邪魔された。

アメリカは究極のガラパゴスだ。

中央研究所型では技術が埋もれてしまう。

日本のガラパゴス化の原因は、標準化に固執、ほどほどに大きな市場、市場機能が働かない、政府の失敗。

成長戦略より規制改革。

投資のGNP比は世界で最低レベル 1%程度。

法人税率は世界で一番高い。

法人税を無くしたら日本経済は復活するだろう。