プチ哲学

「プチ哲学」(佐藤雅彦著)を読みました。お台場のパレットタウンで二度目の購入でした。1冊目は読む前に同僚に差し上げてしまいました。数年前のことです。すっかり忘れていて、また同じ本屋の同じ場所でこの本を買いました。今回、読む前に、その同僚に「よさそうな本だ」と示すと、「私が前にいただきました」と言われ、驚きました。パレットタウンの本屋は私の一番のお気に入りで、雑貨や画集、あやしげな宗教本、パーティグッズ、お菓子などが雑多に並べてある不思議な本屋さんです。いつもここに行くと小一時間は釘付けになります。

佐藤雅彦氏の「毎月新聞」を以前読んで、いたく感心した記憶があります。「団子三兄弟」の作詞者にして優秀なクリエーター。何しろ、発想がめっぽう面白い。この本にも片鱗が十分に現れており、十分に楽しめました。「考えること」は楽しい、みんなで楽しもうよ、というメッセージに溢れた内容です。ひとつだけ備忘します。


…一般的には結果はとても大事です。…しかし、それに反して、この漫画のように、結果だけでは意味を成さない事柄も、日常には少なくありません。(p.90)

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プチ哲学 (中公文庫)

プチ哲学 (中公文庫)