富を引き寄せる科学的方法

「富を引き寄せる科学的方法」(ウォレス・ワトルズ著)を読みました。税理士の北岡先生に薦められて読んでみました。「簡単な内容だけど、実行はむずかしい」との評でした。約100年前のアメリカの本です。似非人生論だと思いながら読み始めましたが、さにあらず、深い叡智に驚きました。マイナスのイメージを抱かないことがとても大事だと再確認しました。読後、心に勇気が湧いてきました。心の底から納得できるまで、何度でも読んでにようと思います。年若い友人にプレゼントしたい良書です。備忘します。


あなたが一番すきなことを仕事にすると一番うまくゆくということは本当です。(p.21)

病気の時に健康のことを考えたり、貧乏のまっただ中で豊かさを考えるには力が必要です。しかし、この力を獲得すれば人生の達人になれます…(p.40)

望んだものは…人の心に作用し、あなたのもとに届くでしょう。(p.56)

「感謝の法則」とは、自分が行う行為は、必ずそれと同じだけの反作用となって自分に返ってくるという自然の法則です。(p.68)

今、与えられているものに感謝できなくなると、あっという間にものごとはうまくいかなくなります。(p.68)

時間があるときは、できるだけそのイメージを頭に描き続けて下さい。(p.71)

イメージが明確で具体的になるまで思い描き続け…この気持ちを保持し続けます。それが現実であるという信念を一瞬たりとも手放さないで下さい。(p.73)

お金持ちになりたいのであれば、貧困について研究をしてはなりません。(p.81)

成功を勝ち抜いて豊かになった人は、自分が成功すると、自分が昇ってきたはしごをはずして、他の人が昇ってこれないようにしてしまいます。(p.84)

他人に自分の過去の金銭的な問題について話してはいけません…(p.85)

世のため、人のためにできうる最善のことは、あなた自身を最大限に生かすことです。(p.90)

将来のことばかり考えて行動していると、エネルギーが分散してしまい、あなたの現在の行動は成果をあげることはできません。あなたの今やっていつことに全霊を注ぎましょう。(p.99)

明日やるべきことを、今やろうとしないで下さい。明日になれば、そのための十分な時間があるでしょう。(p.100)

あなたの頭脳が持つ能力はあなたの「道具」です。豊かになるためには、あなたの能力を利用して仕事をしなくてはなりません…(p.114)

あやまちが起こるのは、あせったり、恐れたり、「正しい目的」を忘れたりする時です。(p.118)

何をする場合にも、豊かになる感覚を伝えなさい…(p.123)

…知らぬまにしのびよる他人を支配したいという誘惑に乗ってはいけません。(p,125)

競争による金持ちが増えれば増えるほど、他の人にとって、状況はもっと悪くなります。創造性を使って豊かになる人が増えれば増えるほど、他の人にとって、状況は良くなります。(p.138)

自分の話すことには注意して下さい。自分自身のことや、自分の抱えている問題、その他何を話すときも、否定的で、やる気をなくさせるような話し方をしてはいけません。失敗の可能性について触れたり、失敗をうかがわせるような話し方もしてはなりません。(p.140)