困っている人

凄い本に出会いました。大野更紗著「困っている人」です。きっかけは、橋下大也さんのブログ「情報考現学」です。骨折して落ち込んでいたときに友人から薦められたとのこと。口コミです。
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/05/post-1643.html
突然、診断困難の難病に罹り、生死を彷徨うノンフィクションです。激痛と不安に悩む毎日を気丈に笑い飛ばすユーモアに驚きました。私なら多分、自殺してます。鋭い内省、社会システムの分析に尊敬に似た気持ちになりました。個人的には、ご両親の気持ちが切なくて、ステロイド大量投与のあとの痙攣の場面(危篤)で思わず…。親の立場で読んでいました。
来月の研修用テキストは「困っている人」に決定! 皆で、今の幸せを噛みしめてみようと思います。「可哀想な人」と「困っている人」はイコールではない。なるほど、なるほど。

困ってるひと

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