公衆トイレと人生は後ろを向いたらやり直し

「公衆トイレと人生は後ろを向いたらやり直し」を読みました。副題は「ソープの帝王、鈴木正雄伝」です。ボクシングジムや宝石販売もしている角海老グループ総帥の一代記です。戦後の混乱期を徒手空拳で乗り切った成功者は強い、本当に凄いと思います。書かれている内容は、誇張や正当化も含まれているでしょうが、生き様に敬意を表して素直に読みました。現在、わが国の売春は、ソープランドではなく、デリヘルが主流だとは知りませんでした。デリヘルがないとラブホテルは商売にならないそうです。私が年をとってる間に世界が変わったことを思い知らされました。刑務所に収監されるときの心がまえも書いてありました。鈴木さんは入ったことはないそうです、念の為。備忘します。

公衆トイレと人生は後ろを向いたらやり直し ソープの帝王 鈴木正雄伝

公衆トイレと人生は後ろを向いたらやり直し ソープの帝王 鈴木正雄伝

掃除を終えたら、安心せずにもう一度振り返る。さっき掃除したばかりの場所が、もう汚れていたりする。…ですから、汚れに気づいたら、すぐにそこを掃除することです。まず目の前の汚れている場所を掃除することです。…問題解決策を考えるのは、それからで十分だということを忘れている人が多いようです。…松戸の便所は40年近く、一日おきにはなりましたが、いまでもわたしが掃除させてもらってます。( p.65)
…このまま放っておくと沖縄は中国に取られますよ。( p.250)
ただ、アルバイト感覚でちょろっと儲けようってのはだめですね。本業だと思って一途に打ち込むことが成功の秘訣じゃないですか。一生懸命だから、いろいろ見えてくるし、アイデアも閃くんです。( p.248)