アイヒシュテットの庭園

「アイヒシュテットの庭園」を読みました。絵の好きな妻が選んだ本です。植物の細密画を見て楽しみました。この本は、17世紀初頭、ドイツで出版された植物図鑑「ホータス・エステテンシス」の解説と掲載図の抜粋の書です。訳文はよくありませんが、図は見とれるほどに見事です。
ドイツにヴィリバルトブルクという城があり、アイヒシュテット代々の領主司教の居城として14世紀に建てられました。16世紀末のシャウムベルク司教は見事な庭を造り上げました。作者バシリウス・ベスラーは、この庭園の植物を季節ごとに分類、描画しました。カラー版は当時、家一軒が買えるほどの価格であったそうです。