ニセモノ食品の正体

「ニセモノ食品の正体」を読みました。いわゆる摘発本ではありません。知らなかったことがたくさん書いてありました。自分が普段食べている食品の正体を知りました。例えば朝食で食べる梅干しが梅エキスを搾り取られたでがらしに添加物で味を整えた廃棄寸前の梅でできているそうです。スーパーに並ぶサイコロステーキがくず肉を破砕し添加物の力で油と一緒に融合したものであるそうです。法令違反ではなく、表示ラベルをよく見れば確認できます。ほとんどのサプリメントは害はありませんが、ゲルマニウムとL−トリプトファンは危険だそうです。大変勉強になりました。ひろみさんに差し上げる本ですね。備忘します。

ニセモノ食品の正体 (別冊宝島 1917 ノンフィクション)

ニセモノ食品の正体 (別冊宝島 1917 ノンフィクション)

私たちができる手段は商品の裏に書かれた「食品表示ラベル」の見方を少しでも理解することから始まる。そこには、農林水産省の定めたガイドラインに沿った商品の正体が包み隠さず書いてあるのだ。重要なのはなによりもまず知るということである。その後の判断は消費者それぞれに委ねられている。(p.3)
梅干し −スカスカの梅を添加物で蘇らせている。…市販の安い梅干しに使用される梅はいちど梅酒の製造に使われた「リサイクル梅」ことが多い。それらの梅はは梅酒としてエキスを搾り取られ、うま味も味も失ってしまったスカスカの梅である。それを合成うま味調味料で味を補い、酸味料で酸味をつけ、合成着色料を使って梅干しのような色を作りだして見栄えを良くしているのだ。梅干しらしい香りがするのは添加物香料のおかげである。(p.53)