ターニングポイントに立つ君に

「ターニングポイントに立つ君に」を読みました。副題は「転機でステップアップする50の具体例」とあります。踏み出さなければ道はみつからない、周りの景色が変わらないからだと説いています。終わることを惜しんだり、嘆いたりしていはいけない、むしろ転機として楽しむことを勧めています。「初め」があると同じように「終わり」がある…当然です。具体例はありません。備忘します。

携帯電話から不要の番号を削除すると、身軽になれる。携帯電話に入っている電話番号の数が少ないと、心配になりがちです。でもいらない番号をたくさん持っていると、行動力に脂肪がついてエネルギー発揮できません。(27ページ)
きちんと引き継ぎをすると次のチャンスが来る。引き継ぎは本来は前にいた会社や後の人のためにすることです。でも引き継ぎをすることで助かるのは自分自身です。 (30ページ)
同じ質問を2回する人はアドバイスしてもらえなくなる。…質問をしているのにメモを取っていない、そういう人は、自分がした質問を完全に忘れてしまっているのです。…質問の答えに納得していない。本当に納得していたら…同じ質問を繰り返すことがありません。…質問をすることは悪くありません。でも同じ質問を繰り返している人は、結局は前に進んでいないのです。質問は1回しかできないと覚悟して聴こう。(39ページ)
紹介してもらったのに、すぐ連絡しないと、チャンスをなくす。人から紹介してもらった時に、すぐに会いに行く人、なかなか会いに行かない人の二通りに分かれます。すぐに会いに行く人は、その転機をうまく活用していきます。…せっかくチャンスが目の前にあるのに、どうしてそんなに時間を空けてしまうのか私には不思議です。そうやって出会いを先延ばしにしていると、だんだん人を紹介してもらえなくなります。紹介してもらったらすぐに連絡しよう。(41ページ)
直線を走っているときは、直感に頼らなくても、誰だけで走って行けます。でも曲がり角を走っていくときは、「好き、嫌い」「気が進む、進まない」というある種の勘を優先しましょう。(50ページ)
チャンスは、トラブルという形で訪れる。当事者にとっては、トラブルと感じるような状況が転機です。後から振り返るようになって、あの時はワクワク、ドキドキで会っていたと感じるのです。もし今あなたが、転機に差し掛かっていたら、ワクワクドキドキどころかあまりにも悲惨だと感じるでしょう。それが本当の転機です。…転機をうまくのりききるためには、そこでニコニコ笑っていることです。曲がり角は、笑いながら曲がるとうまく曲がり切れます。(57ページ)
死ぬまでにやりたいことというのはあまりにも漠然としすぎて、いつまでたっても行動が起こせません。今やりたい事と言われると、今は準備が足りないからできないと言う人間になります。今月やりたい事を聞かれてすぐに答えられない人は、本当にやりたいことが全くない人なのです。(69ページ)
一緒にいると、元気がなくなったり、やる気がなくなったり、理屈っぽくなってしまう人や、君のやっていることは間違っていると忠告する人に関わってはいけません。…大勢の人に会う事は大切です。その中でこういう人と関わってはいけないと言う間を磨きましょう。(73ページ)
転機は見た目にはアクシデントの状態です。…リスクに気づきながら、ニコニコ笑って楽しく乗り切りましょう。リスクに気づかずにニコニコ笑っている人は、ただの危ない人になっているのです。(83ページ)
曲がり角は一瞬で決まる。だからスピード勝負。天気では一瞬のスピード判断が必要なので、モタモタしてられないのです。曲がり角の方が、直線より時間のが流れるスピードがはるかに速い。ですから直線の走り方と曲がり角の走り方とでは、意識を変えなければなりません。曲がり角を上手に走れる人は、直線もうまく走ることができます。ところが、直線を走れる人が曲がり角を走れるとは限らないのです。(95ページ)
曲がり角に入れば、毎日いろんなことが起こります。色々な事にはハッピーなことがあれば、面倒なこともあります。でも、とにかく毎日いろんなことが起こりますねと言う人は、いつもニコニコしていて、幸福そうに見えます。それは、その人が曲がり角に行って、新しいチャンスや出会いを生かしているからです。(99ページ)
転機でやっていけない事は、悪口を言うことです。悪口は、人に対して言うと悪口で、自分に向かっていると愚痴になります。悪口は人生のブレーキなります。転機で加速しなければならない時にブレーキをかけてしまうと、スピードが落ちたり車の方向が定まらなくなって事故につながるのです。(114ページ)