これでいいのか川崎市


「これでいいのか 川崎市」を読みました。これも仕事の一環ですが、住んでいる場所なのでローカルな話題もよく理解できます。特に幸区西口周辺の歴史や話題は特に興味深く読みました。要するに横浜には相手にされず、東京からも川向こうとバカにされていた地域の出世物語です。40年前、川崎駅で降りるのは勇気がいりました。川崎で新興宗教に勧誘されたこともありました。パチンコ屋に入ると実に恐ろしい人々がたくさんいました。新百合ヶ丘周辺も川崎市ですが、あそこは川崎市ではないような場所です。崩れた青葉区という感じです。それにしても川崎市、特に幸区は様がわりです。備忘します。尚、12ページに弊社の看板あり。

これでいいのか川崎市 (日本の特別地域特別編集)

これでいいのか川崎市 (日本の特別地域特別編集)

美しき西口と混沌とした東口をきれいに分断する高架線路  川崎にはJR東海道本線京急本線の駅があり、この2線の線路が並行に走っているため東口と西口が大きく分断されている。東口は言わずと知れた日本でも有数の危険な香りを漂わせる相歓楽街だ。そして駅西口には川崎の象徴ともいえる、東芝本社が鎮座していたのだが、 2000年に閉鎖されたことをきっかけに再開発が行われ、現在では商業施設と住宅施設を併せ持つラゾーナ川崎と言う名称のエリアとなっている。…このラゾーナ川崎は最新の開発地区だけあって、広場や緑地スペースが随所に配置されており、とても美しい、川崎っぽくないエリア。 2007年に日本産業デザイン振興会館主催するグッドデザイン賞も建築園環境デザイン部門で、グッドデザイン賞を受賞していることからも、川崎臭さを感じさせないエリアであることがうかがえる。…そんな美しい西口と、混沌とした歓楽街を隔てているのが、巨大な高架だ。高架を挟んでグッドデザイン賞の街並みから東口を見渡せば、そこにはどこまでも淫靡な香りが漂う、うらぶれたラブホテル街だ。…個人的にはこの警官のギャップにくるっとデザイン賞あげたいなぁ。