日経おとなのOFF

月刊誌「日経おとなのOFF」(2012/12)を読みました。特集は「日本を代表する2つの神社入門 伊勢神宮出雲大社」です。今月半ばに伊勢神宮に行く予定があるので伊勢神宮の部分だけを詳しく読みました。「5分で分かる古事記」はよく書けていますが5分では読み切れませんでした。備忘します。

日経おとなの OFF (オフ) 2012年 12月号 [雑誌]

日経おとなの OFF (オフ) 2012年 12月号 [雑誌]

…やがて伊勢の五十鈴川のほとりにさし掛かると、天照大神はこの地を「常世の浪の重浪帰する国」と称え、「この国に居らんと思ふ」と告げた。これが皇大神宮伊勢神宮内宮)の発祥とされる。(p.12)
伊勢神宮の御正殿は「神明造」であり、建築様式としては日本最古を誇る。その姿は古代の高床式の穀物倉に由来すると言われ、弥生時代の暮らしを彷彿とさせる。(p.14)
伊勢神宮が125社もの神社の総称である事はあまり知られていない。神宮は、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)という2つの御正宮をはじめ、14の別宮43の摂社24の末社、42の所管社からなる。(p.18)
この猿太彦大神は、記紀にも光り輝き異様な風貌をした神として伝えられています。最初は、前に立ちはだかるように現れ、後にそれを導くが、その存在もどこか両義的。分かれ道に立ち、人を導く神として、のちに道祖神信仰とも結びついた重要な存在なのです。( p.23)
お辞儀には「拝」と「揖」があり、「拝」は腰を90度に居る、最も丁寧で正式なお辞儀のこと。「揖」は45度に腰を折る「深揖」と15度の「小揖」とがある。時と場合によって使い分けたい。(p.46)
伊勢参宮は自由な移動が制限されていた時代に、 大義名分の立つ一生に一度の大旅行。 川柳にも「伊勢参宮 大神宮へもちょっと寄り」と詠まれたように、物見遊山は参拝以上の楽しみだったろう。お伊勢さんは国のほぼ中央にあり、気候も温暖で、庶民にとって格好の旅行先。(p.65)