すごいチーム

「すごいチーム」を読みました。「すごい会議」の姉妹編です。概ね手法は理解していましたので違和感なく読めました。理解はできますが、実践は難しいと思います。経営者が納得して、コンサルタントやインストラクターが定着させなければ、うまくいかないと思います。こんな「すごいチーム」をつくれたら経営者冥利に尽きますが…。備忘します。

すごいチーム―結果を出すチームマネジメント12の方程式

すごいチーム―結果を出すチームマネジメント12の方程式

いけてないチームのリーダーは、「このプロジェクトならこれくらいは行くだろう」「このくらいになったらいいな」「これをやれと言われた」。いけてるチームのリーダーは「私がこのプロジェクトで本当にやりたいことは何だろうか」「どんなことが出来たら大成功だと言えるのだろうか」「これをやることに決めた」(22ページ)
得たい成果を明確化しておくと、成功の確率はぐんと上がります。逆に、これがないと多くの活動は単なる徒労に終わる確率が上がります。( 25ページ)
メンバーに本気モードで来てもらうために、ぼくはチームリーダーにメンバー一人一人に対してお手紙をもらうことをリクエストしています。しかも郵送で自宅に。「手紙ですかぁ、メールじゃダメですか」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、お手紙だとメールや高等とは異なるインパクトを与えられるので、お手紙でお願いしています。 (33ページ)
・自分がこのチームで得たい成果 ・メンバーひとりひとりに期待していること ・プロジェクトがスタートするミーティングの開催日時と場所  の三つが明確になっていることです。さあ、これでいけてるチームの作るファーストステップが整えました。(34ページ)
一般的に、人は、大きな成果を出せと命令されたとき外部からenerg charge栄養ドリンクや特別ボーナス自分のご褒美をしようとします。 energ chargeをしないで、今あるエネルギーレベルで動こうとすると、本人や周りが望むほどの大きな成果が出にくいことが多いです。ところが、自分で何かを決めると、自分の内部からエネルギーが湧いてくるので、外部からenerg chargeをしなくてもうまくいく傾向が高いです。( 47ページ)
一方この本では司会進行者の参加者で質問して、参加者はその質問に対する答えを紙に書いて、余計なことは言わずに書いたものをそのまま発表するという手順でディスカッションを進めていくことをお勧めしています。( 51ページ)
…一見はるか彼方に見える目標に向けて前進していきやすくなるかは僕は目標が少し遠くに感じられたら、手前に小さな目標作っちゃうことをお勧めしています。これをマイルストーンと呼んでいます。富士山の五合目とかいう看板と同じようなもので、頂上(小目標達成)に至るまでの目安になります。(140ページ)
予定された時間通りに始まり、予定された時間内に終わる。時間を守るという小さな約束守れないチームが、チーム目標の達成と言う大きな約束を守ろうとしているとは思えません。息をするのと同じくらい自然に約束の時間を守れるチームは、目標達成に向けて同じタイミングで一歩足を踏み出しています。( 152ページ)
スケジュールを簡単に伸ばさない。3日に終了する予定の約束が10日に終わりそうなら、 7日遅れになりますが、 10日に終了することに支障がなかったとしても、終了簡単に終了予定日を延ばさないようにします。僕のクライアントの進捗報告がやけに綺麗なチームがあって、とても不思議だったんですが、何のことはない。ただ遅れるヤツの日付を変えていただけでした。( 154ページ)