とんでもなく面白い古事記

「とんでもなく面白い古事記」を読みました。簡単で分量の少ない本なので全体を通読、思い出すつもりで読みました。いくつか、はっとする指摘があり、題名のように面白く読めました。「スサノヲの乱暴により穀物の誕生を促した」とのこと。なるほど、なるほどです。備忘します。

とんでもなく面白い『古事記』 (PHP文庫)

とんでもなく面白い『古事記』 (PHP文庫)

…スサノヲは高天原追放の時に「祓え」を受けていたことで、荒ぶる神から穀物の誕生を促す力を持った神へと成長した。(p.56)
つまりスサノヲが出雲に家を建てたことが、その後の全神社の起源となったのだった。「神職」の第一号もやはり、須賀神社から生まれた。(p.63)
オホアムヂ(オオクニヌシ)もお人よしすぎるというものだろう。しかし復活した彼は「うるはしき壮夫」と呼ばれるようになる。少年から青年への成長を意味したのだ。(p.71)
借りたものを後ろ手で返すのは、相手に害を与える呪いをかけるブラック・マジックの一種だ。(p.102)