社長の闘う財務ノート

「社長の闘う財務ノート」を読みました。社長時代の悔恨や反省が湧き上がりました。某社を買収後、運営がうまくいかなかった頃です。心が折れて「必要なのは、経営者の闘争心だ!」に背きました。結局、捨てる決断ができるまで良くはなりませんでした。まさに「膿を出すと治っていく」(p.174)ということでした。
著者の北岡先生は私の古い友人です。この本は購入ではなく、タダでいただいてしまいました。ありがとうございます。北岡先生のメルマガやニュースレターを長年読み続けておりますので内容に対して全く異存はありません。すでに強く影響を受けているといった方が正しいと思います。叱咤激励、姿勢を正して読みました。良書です、座右の本にします。備忘します。

社長の「闘う財務」ノート〜社長の数字力が会社を鍛える

社長の「闘う財務」ノート〜社長の数字力が会社を鍛える

中小企業、特に小さな会社は、経営者があきらめたときに赤字になる。経営者があきらめない限り、黒字になる可能性が残っている。その決め手になるのが、経営者の「闘争心」である。(p.35)
信念のない目標に、社員は共感できない。だから年度計画には、経営者の思いを込める。(p.82)
売上目標を即答できない社員が、その目標を達成することは不可能である。…訪問の質を高めるよりも、接触回数、訪問件数を増やしていくことが重要なのだ。…(p.98)
…うるさく厳しく言ってくるところには、優先して支払ってしまうものだ…得意先から入金があると、そのすべての営業担当者が必ずお礼の電話をかけるのだ。(p,121)
数字で会話する習慣を身につけさせるには、まず、社長の会話を変えることだ。何か発表があるたびに、「それで数字的にはどうなるんだ?」と質問することである。(p.194)
…すべては社長の意思・考え方によっている。中小企業の場合、社長の意思が100%である。(p.219)
B/S発想ができるのは儲かる人。P/L発想しかできないのは、儲からない人。(p.229)