ポケットに名言を

「ポケットに名言を」を読みました。久々の寺山修司です。ほろ苦い思い出とともに恥ずかしいことをたくさん思い出しました。備忘します。

ポケットに名言を (角川文庫)

ポケットに名言を (角川文庫)

「花に嵐のたとえもあるさ さよならだけが人生だ」(井伏鱒二「厄除け詩集」)…私はこの詩を口づさむことで、私自身のクライシス・モメントを何度乗り越えたかしれやしなかった。(p.7 p.72)
風たちぬ! いざ生きめやも  ヴァレリー (p.40)
幸福とは幸福を探すことである。ルナール (p.66)
英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。ブレヒトガリレオガリレイの生涯 (p.96)
歴史意識とは、しまった、とんでもないことをしてしまった、どうしようという悶えだ。小林秀夫 (p.124)
勤勉な馬鹿ほどはた迷惑なものはない。ホルスト・ガイヤー (p.144)
政治を軽蔑するものは、軽蔑すべき政治しか持つことが出来ない。トーマス・マン (p.147)
そうだA列車でいこう それがだめなら走ってゆこうよ ロンググッドバイ (P.173)