恥の殿堂

「恥の殿堂」を読みました。フライト中に何度か吹き出しそうになり困りました。曰く「母親しか異性を知らない若者は、ガールフレンドから、…自分の尊厳を冒されないかとビクビクしている。…何も恐れることはない。ゴルフとセックスはヘタでも楽しめるものだ。p.73」と。後半の米国の恥、強欲については衝撃を受けました。リーマンショックの真相を知り、その闇の深さを知りました。また、著者、落合信彦氏の出自を知り、驚きました。極貧で、父親テキ屋、母は屋台引き。苦学してフルブライト留学生となり、文筆で身を立てました。なかなかの苦労人らしく、挫折する若者に適切なアドバイスをしています。曰く「経済的困窮にある人は、とにかく今を凌いでほしい。…だが、稼いだカネはコツコツ貯めずに、自分に投資しなければならない。p.91」と。★★

恥の殿堂 (小学館101新書 58)

恥の殿堂 (小学館101新書 58)