説明のルール

「あたりまえだけどなかなかできない説明のルール」を読みました。かつて「沈黙は金」と言われましたが、現在は「沈黙は禁」になっていると述べています。上手い表現です。説明説得能力は正しい方法で行えば必ず向上すると説いています。私に必要な本ではありませんが、若い初心の企画マンや営業マンが読めば大いに参考になると思います。備忘します。★

あたりまえだけどなかなかできない説明のルール (アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない説明のルール (アスカビジネス)

…次の3つのポイントをはっきりさせてください。1 何の話か 2なぜ今か 3 どうしてほしいのか p.10
会う前に相手に概要を伝えておく。それだけのことが、説明においてさまざまな効果をもたらします。p.34
…最も簡単で効果的なのは「短く」話すことです。短く話せば、相手の集中力が途中で切れたり、表現が複雑で混乱するということも少なくなります。p.41
…仕事の説明は、プロセスよりも結論が重要です。そこで結論を先にして、論理に一貫性を持たせます。p.43
「決定したことと」と「まだ決定していないこと」を分けて話すことが重要なのです。p.58
うまく説明できない人のほとんどは、単に準備不足です。準備をしっかりするだけで問題の八割は解決します。p66
相手が知りたいのは、、能力として「できる」か「できない」かではなく、約束を「守る」か「守らない」かしかないのです。p.87
「ここでポイントは三つあります」ポイントが三つというのは、決まり文句です。p.112
「さあ、ここからが大事なので聞いてください」と少し大きな声で言って、一拍おきます。そして、聞いている人の目が自分の方を向いたことを確認してから表情に変化をつけます。目を大きく開けるのです。そして、少し小さな声でゆっくり話すのです。p119