自由と規律

「自由と規律」を読みました。現在の日本では認められない教育論です、嫉妬ゆえに。本書は名著の誉高き本です。英国のパブリックスクールの紹介と、その教育の本質について述べています。パブリックスクールでは厳しいルールが定められていますが、そのルールさえ守っていれば、個人の意見は尊重され自由が与えられるとのことです。社会を指導する人のための教育施設であり、社会に対する責任を果たすよう教育されます。備忘します。★

自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)

大学とか…高度の学問を修める人間のための施設であって…学ぶ素質や意欲を持たないものが志すところではないという、平明ないという、平明な常識なのである。p.24
イギリスのパブリックスクールとは、14世紀より…私人により私財をもって経営され、全員寄宿制度によって指導階級の子弟に中等教育を施す、…これを終了したものは、オッはケンブリッジ大学、サンダースト陸軍士官学校または、ダートマス海軍兵学校に進む…p.39
…要するに、正直であれ、是非を的確にする勇気をもて、弱者を辱めるな、他人より自由を侵さるるを嫌うが如く他人の自由を侵すな、このようなことであると思う。p.121