井深大 私の自叙伝

井深大 私の自叙伝」をオーディブルで聴きました。1980年の録音です。長野県須坂市で終戦を迎え、10日後には、情報の集積する東京に出て行くところから話が始まります。技術を生かした、いろいろな取り組みをするものの、うまくいかず、盛田昭夫氏と悪戦苦闘、ついにテープレコダーの開発に成功。初めに買ってくれたのは新橋のおでん屋さんだったそうです。通産省の許認可に苦しみながらも、この利益を元にトランジスタラジオで大成功、さらにポータブルテレビに繋げ、世界のソニーになった始めの頃の物語です。世界中でまだ開発されていないものを独自の技術で製品化する、資源のない日本は高い技術で高い付加価値を生み出し輸出していかないと国が成り立たないと言っております。技術だけではなくサービスも含めて今もその状況は変わっていないのではないでしょうか。★