国債パニック

国債パニック」を読みました。「固定金利という契約は、もし大幅なインフレが起こった際には、ホゴにされる」衝撃を受けました。政府は、すでに財政赤字ハイパーインフレで棒引きにすると決めたのではないか。消費増税の先送りは、その前兆ではないのか。池田さん、藤巻さんが警告していたことがついに現実になるかもしれません。私の結論は「決済用普通預金」「海外預金」「株」「金」に分散投資します。備忘します。★★★

国債パニック ゲーム理論で破綻時期を警告!

国債パニック ゲーム理論で破綻時期を警告!

…2014年度から2020年度のいつか、国債が暴落すると考えてよいでしょう。(p.68)
…異次元緩和はさらに破綻確率を高めた…大手銀行の中には「うちは大丈夫」と国債処理をさっさと進めてしまっているところがあります。その分のリスクを日銀が抱え込んだのです。(p.85)
…個人がさまざまな破綻対策を講じたとしても、「国法に従う限り、資産の半減は避けられない」とみてます。…何の対策も講じなかった場合は、「預貯金」のほとんどを実質的に失うでしょう。しかも、「住宅ローン」を組んでいる人は「貸し剥がし」の憂き目に遭うことが非常に多いだろう…(p.105)
ある日、日本の長期金利が急騰します、…早朝、政府は国内金融市場の当面の閉鎖を発表します。…事態が沈静化するまで、預貯金の引き出しはごく少額に制限されます。…ようするに「預金封鎖」が実施されるのです。(p.130)
マイナンバー制は、国債売りを仕掛けようとする投機集団側にとっても、戦略上の重要な検討対象となることでしょう。つまり、日本のマイナンバー制が完備する前に仕掛けた方が、国内が混乱しやすいため彼らの利益がなるだろうとの読みです。(P.155)
…住宅ローンのある方は、月々の返済額の「少なくとも半年分、望むらくは一年分程度」の現預金のストックを用意してください。(p.174)
固定金利という契約は、もし大幅なインフレが起こった際には、ホゴにされる可能性があります。融資契約書にはそういう意味のことが、そっと書いているはずです。(p.176)
…3000万円を年利1%で借りたとしましょう。…13万7967円です。しかし政府の特例措置で30%に上がったとすると…毎月の返済額は75万円にも激増してしまうのです。(p.177)
預金口座を「決済用普通預金」に変えるのです。庶民のための預金口座としては、最も安全なはずです。ただし、利息がつかない口座です。郵便貯金の場合は「振替口座」と呼んでいます。(p.188)
資産をしっかりと防衛するために金などの貴金属類を購入するのは正解だと言ってよいのです。しかも5年を超える長期にわたって所有した場合、譲渡益への課税が半額になるという利点があります。(p.200)
株価はいったん暴落します。しかし、ハイパーインフレが起こるなら、それにあわせて株価も暴騰するはずだからです。(p.208)