ランチェスターNo.1理論

小さな会社が勝つためには「差別化して」「一点集中して」「どこかの分野でナンバーワンになる」ことだそうです。久々にランチェスター理論を読み「自分より弱いものを叩け」思い出しました。すでに私の血と肉になっています。桐原先生のお陰です。備忘します。

世界一やさしいイラスト図解版!  ランチェスターNo.1理論

世界一やさしいイラスト図解版! ランチェスターNo.1理論

弱者は、差別化して、一点集中して、ナンバーワンです。まずナンバーワンになると目標決めることが大切なのです。トップはナンバーワンを目指すと宣言することです。初めは全く無理と思えるかもしれません。しかし、思わなければ始まらない。だから、無理を承知でナンバーワンを目指す。そしてそのためには小さなナンバーワンを積み重ねることなのです。ナンバーワンになるには、小さなところでナンバーワンなる目標を決めることから始まるのです。ページ62
だから意識してやらない決断をすることが大切です。その決断によって初めて1点集中ができるのです。しかしこれがとても難しい。やらない決断ほど恥ずかしいものはない、と言ってもいいくらい難しいものです。「〜はやらない 〜をやらない、〜はやらない」と3つ決めてください。〜はやらないと明確に決まっている会社は、日本でも数少ないはずです。でも〜はやらないと決める会社は、概して優良企業で、成果が出ます。ページ74
ナンバーワンになる方法は「絞り込む 勝ち目のある市場を選ぶ」「弱い相手と戦う 競合との力関係を知る」 「強みに一点集中する 自社の強みを伸ばす」ページ83
私は多くの中小企業「しか」「だけ」経営を勧めています。このエリア「しか」やらない、この商品「しか」やらない、この領域「だけ」に特化し、そこ「だけ」は強い、という経営です。これがランチェスターです。しかし「しか」「だけ」にするには覚悟が要ります。信念が要ります。勇気が要ります。「しか」「だけ」にするには、そこに信念、決意が必要になります。ページ91
営業ほど戦略が必要な職種はありません。しかし、営業ほど戦略を持っていない人が多い職種もありません。気合いや、ひらめきや、カンで、月末だけ頑張る人をなんと多いことか。また、それを自慢げに話す人も少なくない。もっと計画性を持てば良いと思います。その計画性こそが戦略です。ちょっと違う差別化をするためにどんな視点で計画を立てたら良いのか。一点集中です。ページ110
「あっさりしつこく」と「しつこくあっさり」をお話ししておきます。「あっさりしつこく」とは、短時間の接触を何度も回数を繰り返すやり方で、弱者が覚えておきたい応対方法です。逆に、「しつこくあっさり」とは長い時間を一回だけ接触することです。ページ126