メディアと市民:対決と対話

放送大学「21世紀メディア論」を興味深く視聴しています。第11回 は「メディアと市民:対決と対話」というテーマで講義しています。
20世紀は、マスメディアとジャーナリズムは精緻な秩序を持っていました。21世紀に入り、デジタルメディア(インターネットなど)の進展があり、マスメディアとジャーナリズムは分離を始めました。今後、それでもマスメディアの役割はあると考えます。マスメディア抜きのジャーナリズムでは情報が網羅できないからです。
マスメディアの今後の行方としては、「資本集中への道」と「市民参加の道」があります。受け手と送り手のギャップを埋めるために、市民参加型の、都道府県別のマスメディアが成立するかもしれません。送り手と受けての循環を考えることが重要なことになるでしょう。小さなマスメディアを成立させることがとても重要で、これにより市民はマスメディアとの対話や批判が可能になります。