物語日本史(中)

武家政治の勃興は天皇、藤原家にもおおいに責任があったのではないか。楠正成を持ち上げすぎている観なきにしもあらず。南北朝いずれに正当性があるかは、両皇統が並立したことをもって拮抗とみるべきかもしれません。
保元・平治の乱に始まる源平の合戦から室町幕府の週末までを取り上げ、乱世における武家政治の不条理を描く。平清盛源頼朝足利尊氏と受け継がれた覇権は途絶え、応仁の乱をもって日本の中世は幕を閉じます。

物語日本史(中) (講談社学術文庫)

物語日本史(中) (講談社学術文庫)