原価のしくみの入門書

「原価」の重要性を痛感する毎日です。「原価のしくみ」を知ることは「平凡以下」の現場を「平凡」に、「平凡」な現場を「非凡」に変える鍵です。管理者だけでなく現場の従業員にも「原価意識」がないとコストダウンの実効は上がりません。会社を継続・存続するために、原価構成を知り、原価逓減のしくみをつくることは実に大事なことです。備忘します。

原価は、材料費、労務費、経費の3つから構成されます。この3つを「原価の3要素」といいます。ページ42
…「製造原価」と「販売費および一般管理費」を合計したものが「総原価」になり、販売価格と総原価の差額が利益となります。ページ62
材料費の中身は。「製品を製造するために買い入れた物品」のすべてということになります。いわゆる「原材料費」だけが材料費ではないのです。ページ78
…会社のメンバーが原価意識とコストダウンの重要性を認識しているという点が重要なポイントになると思います。ページ221
…原価の相場を知ることも重要です。部品や素材の仕入れ値と市場相場、自分の人件費の時間単価、設備の価額や耐用年数など、身の回りの原価を知るように心がけましょう。ページ222
コストダウンの手順としては、金額の大きいものから先にコストダウンしていく、これが基本です。一方で…小さいことを積み重ねていくことで、大きな成果につなげていくことも重要です。ページ226