2916年日本はこうなる

中国経済の動向が一番のリスクだと断じています。中国への輸出が滞りはじめていること、爆買いに陰りが出始めていることなど、私の身の回りもワサワサとしています。政府は参院選までは何とか頑張るでしょうが、その後は、どうなるかわかりません。 経営者としての腕の見せ所です。面白いなあ。備忘します。

2016年の日本経済にとって最大のリスクは中国経済の成長鈍化だと思われる。中国の成長鈍化に伴って発生すると思われる中国リスクに日本政府は、あるいは日本企業はどう対応すればよいのか。それが2016年の日本にとって最も大きな課題となるだろう。ページ3
2016年は、労働需給がタイトな状況が続き、企業の利益は引き続き高水準を維持できる見込みである。そうであれば、景気は内需を中心として順調に拡大しそうなのであるが、実際には緩やかな持ち直しペースにとどまるであろう。ページ48
2015年6月の観光立国推進閣僚会議では、消費額年間4兆円に倍増させる新たな行動計画を決定した。観光政策の重要な柱としているのは、その経済効果に着目したためであり、消費額は非常に重要な仕様である成果指標としてわかりやすい人数だけでなく、消費額が前面に取り上げられ始めたことには大きな意義がある。ページ108
日本の農水産物食品の輸出総額は、フランスの10分の1にも満たない。そのような中で、食の安全を確保し、輸出を促進するためには、我が国にもにもHACCPの導入を強くし推し進める必要がある。厚生労働省も、衛生管理のガイドラインを改正し、危害分析、重要管理点方式を用いる場合の基準を織り込む等、HACCPの義務化に向けた取り組みを着々と進めている。ページ130
…これからは価値ある商品を価値に見合った価格で売る企業が繁栄する。逆に安売り経営を続けるには大変な努力を必要とする。安売り経営と決別し、高く売る経営を志向する発想の大転換が必要である。ページ150
ストレスチェック制度は、適切な活用すれば、職場環境の改善につなげることができるツールであることは確かだ。形だけの実施にとどまるか、これを機に、社内のメンタルヘルス問題に本腰を入れるか、会社によって対応が二極化することが予測される。ページ177
…わが国観光政策の目玉として2016年度より動き始める日本版DOM(地域の観光マーケティング、マネジメントを担う組織のこと呼)。 新制度拡充により、増え続けるインバウンドの拡大に大きな効果を発揮することが期待される。ページ251