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藤田 嗣治

「藤田 嗣治」の評伝を読みました。10年ほど前に京都で「藤田 嗣治展」を鑑賞しました。自画像や裸婦、婦人画、猫は柔らかい筆づかいでしたが、照明を落とした部屋に悲惨な「戦争絵画」が展示されていました。インパクトのある絵でした。さて本書は、若い頃の無名画家やモデルの女性たちとの交流、結婚生活、日本への一時帰国、戦中の活動、戦後の誹謗中傷でフランスに帰化する顛末が克明に書かれています。複雑な心の動きを丹念に追っています。労作です。ワクワクしながら一気に読みました。

藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)

藤田嗣治「異邦人」の生涯 (講談社文庫)

藤田 嗣治氏(1886年11月27日 - 1968年1月29日)は日本生まれの画家。戦前よりフランスのパリで活動、猫と女を得意な画題とし、独自の「乳白色の肌」による裸婦像は西洋画壇の絶賛を浴びました。1920年代、ヨーロッパの代表的な画家です。戦中日本に戻り、戦争絵画を描いたことにより批判を浴び、フランスに帰化。スイスで没しました。