旭山動物園

放送大学「ケースで学ぶ現代経営学」第10回「低迷からの復活要因お考える」を視聴しました。実例として旭川市旭山動物園」を取り上げています。旭山動物園には一昨年、北海道に赴任した直後に訪れました。その時に復活、再生のストーリーを関係者から随分と聞いていました。「飼育展示係(動物の行動展示の導入・ワンポイントガイド)」の活用というイノベーションと明快なビジョン、強いリーダーが肝だと述べています。私自身の改革と重なる部分も多々あり、大いに勇気づけられました。備忘します。

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21)

従業員満足顧客満足の好循環が起きたこと。
・飼育展示係の「経験学習モデル」がうまくいったこと。積極的実験化(Plan、仮説)→具体的経験(Do)→省察的観察(Check,Act)→抽象的概念化→元へ
・AI の4Dサイクルを実現したこと。 Discovery→ Dream →Design →Destiny
ビジョンを策定し、プレゼンをインパクトのあるものにしたこと。
・費用対効果の資料の提示をしたこと。
・顧客分析、PR効果をアピールしたこと。
・ビジョナリーリーダーの存在があったこと。評価指標は来館者数ではなく、顧客感動だと規定したこと。普段はサーバントリーダーに徹したこと。予算獲得は政治的な行動をしたこと。
・サービスマーケティングが成功したこと。企業、顧客、従業員の関係の改善。