最新戦略PR

「最新戦略PR」を読みました。今までの売り方では売れない、おぼろげに感じていました。ブランドもないし、広告や営業の力も弱い、そんな会社が存続するためにじゃどうしたら良いのか? その一つの答えを示した本です。売れる「空気」を作り出せばよい。勉強になりました。現実とのフィッティングを考えます。備忘します。

最新 戦略PR 入門編

最新 戦略PR 入門編

消費者は変化してしまったのだ。もう、後戻りができない。今までのやり方だけじゃものは売れない。そんな時代がやってきた。この本で僕は、そんな難しい時代に1つの解決策を提示したい。それが空気を作る、という発想だ。消費者を買いたい気分にさせる空気。商品を売るために作り出す空気。そしてそんな空気を作り出せるのが戦略PRという手法なのだ。ページ004
カジュアル世論を作ることは、変化した消費者に対応するひとつの方法論であると同時、商品やビジネスを永続化させる土壌づくりにもつながっている。一旦作った空気はなかなか消え去らないからだ。定時76
カジュアル世論の形成に必要な3つの要素を開設しよう。次の3つだ。「おおやけ」「ばったり」「お墨付き」ページ77
低コストで信頼性の獲得に適しているのはPRだが、コントロールしにくいのが難点だ。一方で広告の良さは内容も情報発信のタイミングもほぼ100パーセントコントロールできるということ。自分のわがままを通せば通すほど、金は掛かりますよということで、なんだか世知辛いがそういうことなのだ。ページ102
パブリシティーとは平たく言えば記事や番組に取り上げてもらうこと。これまで日本でPR活動というと、パブリシティーを指すことが多かった。もちろんPR活動の大事な一環でもあるが、戦略PRとパブリシティーはイコールではない。ページ108
カジュアル世論を作るためには、この三要素のそれぞれに合わせたメディアや第三者的な存在を活用していくことになるのだこんな具合に。おおやけ感を生み出すためにマスコミの活用。ばったり感を生み出すために口コミの活用。お墨付き感を生み出すためにインフルエンサーの活用。ページ128
戦略PRは、単なるパブリシティではない。消費者動かす大きなうねり、つまりカジュアル世論を作るノウハウだ。まずはテーマが必要だということ。テーマは商品から発生するというよりも、社会や消費者の関心事から設定する。そして、それを広げるために、マスコミ、口コミ、インフルエンサーの3つのチャンネルを戦略的に組み合わせる。その結果、カジュアル世論に必要な要素、おおやけ、ばったりお墨付きが生まれる。ページ156
店頭プロモーションの連動と同じように、マスコミの記事や口コミ、インフルエンサーなども素材をうまくセールスキットに盛り込んだり、セールストークのマニュアルや研修で、カジュアル世論の活用を促すこともできる。ページ207