HO(ほ)

普段読まない雑誌の中味を探索しています。函館の観光雑誌「HO(ほ)」を閲覧しました。飲食店紹介がほとんどの記事です。行ったところもありましたが、ほとんど知らない店です。探検の気持ちが薄くなってきたのを反省しました。函館は狭いので紹介する店がすでに枯渇しているのではないかと推察します。
興味のわいた記事は「函館タイムトラベル 異色人物伝」「柳川熊吉」の記事です。知ってはいましたが詳しい記事をみて再度感心しました。明治2年、旧幕府軍は新政府軍に敗れ、沢山の戦死者がでました。遺体の処理は禁止されました。侠客「柳川熊吉」は、新政府の命令に背いて700人以上の遺体を葬りました。「全て自分でやった」と命乞いもしない態度に新政府軍も感動し無罪放免となったという話です。明治8年、埋葬地に「碧血碑」を建立し、生涯弔ったという話です。「碧血」とは、「義に殉じて流した武人の血は、3年たつと碧(みどり)色になる」という故事。大正2年、88歳で波乱の人生を閉じました。

HO Vol.103(教えたくない函館)

HO Vol.103(教えたくない函館)