渡り鳥の旅を追う

放送大学、特別講義「渡り鳥の旅を追う」を視聴しました。白鳥がシベリアから渡って来ることは知っていましたが、タカやツルも渡り鳥だとは知りませんでした。
渡り鳥には冬に日本で過ごす冬鳥、夏に日本で過ごす夏鳥、通過するだけの旅鳥があるそうです。夏鳥が北方の日本に来る理由は、冬から夏になるときに食物が豊かだからだそうです。熱帯よりも四季がある方が爆発的に食物が生産されるのだそうです。
以前の渡り鳥研究は足輪で調査していましたが、今は鳥に送信機をつけて衛星追跡で調査しています。
タカの一種、サシバの渡りは新潟から石垣島の間を約1ヶ月で往復しています。別のタカの一種、ハチクマは安曇野から中国に渡り、ベトナムラオス、タイ、マレーシア、シンガポールスマトラ、ジャワのタクシマラヤまで約二ヶ月、一万キロ移動しています。帰りは別ルートで迂回し、さらに長い経路で安曇野に戻ります。
マナズルは、九州の出水からハバロフスクチチハルに渡り繁殖します。朝鮮の非武装地帯が中継地点としてサンクチュアリの役割を果たしているそうです。
渡り鳥を観察して、保護することが地球環境の整備につながるかもしれません。