北海道新幹線開通でなにが変わったか

 NHK、9月23 日 19:30より、「北海道新幹線開業半年」の番組が放映されました。携帯電話を利用したビッグデータを利用して、どこから来て、どこに行っているのかを分析しています。
・どこから? 一番多いのは東京で、神奈川県、埼玉県も多く、青森県宮城県など東北からの客も多いとのこと。首都圏からは4時間かかり、大宮からの集客に力を入れていましたが、人口の多い東京が一番の利用数とのこと。時間に余裕のある首都圏の中高年が東北経由で函館に訪れているようです。
・どこへ? 函館北斗駅を降りた、ほとんどの人は、函館駅に まず移動しています。五稜郭タワーの客数は四割り増しだそうです。函館から札幌、旭川を中心に全道全域に人が流れている実態がありますが、胆振、日高地方にはほとんど行っていません。
・問題は? 新幹線ブームに湧く函館では、ホテルは平日も満室の状態が続いていますが、部屋不足と従業員不足で宿泊を断るなど深刻な状態になってきています。函館は1日1万8千人の宿泊受入が可能ですが、この夏一日に1500人を取りこぼしたと推計されています。
・課題は? このブームを一過性で終わらせないために「修学旅行」「インバウンド」「ビジネス」が今後の課題になります。