ものの人間世界

放送大学、第10回「ものの人間世界 」を視聴しました。京都大学の岩谷彩子先生の講義です。これも難しい分析です。「もの」の定義から始めています。人間は「もの」の背後の意味を知ろうとします。「もの」を商品として捉えようとします。例えば廃棄物は、捨てた人には無意味で、購入者には意味のあるものです。この廃棄物という「もの」は人によって全く別の「もの」になります。同様にして「もの」は置かれた文脈によって意味を変えていきます。この分析を聞いていると、まさに哲学です。