日本語の音韻の変遷

放送大学、日本語概説、第3回「日本語の音韻の変遷」を視聴しました。東京大学大学院の肥爪周二準教授の講義です。

日本語の発音はさまざまに変化してきました。奈良時代室町時代末期の音韻が判明しています。奈良時代の万葉仮名をもとに当時の音韻がわかります。また室町末期に訪れたポルトガル人がローマ字による発音記号を残しているおかげで当時の音韻がわかります。長い間に日本語の音韻は変化していることがわかりました。例えば現在のハ行「はひふへほ」は昔パ行「パピプペポ」だったそうです。普段さりげなく使っている日本語を音韻で説明されると新鮮です。声を出して音韻を作るとその差が出せるのは不思議です。

それにしても難しい講義です。