日本語の文体

放送大学、日本語概説、第11回「日本語の文体」を視聴しました。担当講師は 山本真吾先生 (白百合女子大学教授)です。日本語の文体の種類について述べ、古典語から現代語へとどのように変遷したかについて詳しく述べています。
はじめに文体の定義をしています。「文体とは、話し主あるいは書き主の、性質と意図によって決定される表現手段の選択から生じた、陳述の様相である。」この定義を懇切丁寧、詳細に説明しています。例えば以下の文は文体が違います。
「これは本だ」「これは本です」
「ぼく」「おれ」「あたし」
「はながさく」「花が咲く」「ハナガサク」「花咲」
古い日本語を模して書けば擬古文になります。1900年代にいたり言文一致体が取り入れられるようになりました。日本語の文章が口語体に近づきました。