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生きることゆるすこと

「生きることゆるすこと(新文学アルバム)」を読みました。三浦綾子さんの本です。2015年、旭川を訪れた際に三浦綾子文学館で入手しました。館長さまにもご挨拶いたしました。この本を読んで、彼女の人生の軌跡がよくわかりました。写真や資料満載です。代表作「氷点」は、まじめな時代のまじめな小説です。キリスト教をベースにした作家で、私にはなじみが薄い方です。ただ初めてのテレビ放映は内藤洋子さんとともに薄らと覚えています。新珠三千代芦田伸介さんは記憶にありません。やりきれない、不幸な話です。子供が殺されて、殺した男の子供を貰いっ子にして家族が悩む話です。けなげに生きる娘役を内藤洋子が演じました。「氷点」は9回も日本のテレビや映画でとりあげられたばかりでなく韓国ドラマにもなったそうです。
三浦綾子さんは戦争時代に教師をしていたいました。教育勅語を疑いなしに教えていた教育態度を反省戦し退職。結核で長期の療養中に短歌やキリスト教布教活動を開始しました。幼馴染の恋人、北大医学部の前川さんとのつきあいで愛に目覚めました。前川さんの遺言は泣けます。前川さんの死後、生涯の伴侶となる三浦光世との出会いがあり、結婚。作家の道を歩み始めました。「氷点」執筆秘話が面白い! 一千万円の懸賞小説に応募し当選 したのが「氷点」でした。新聞に連載、大評判になり映画化が決定、作家としての名声を得ました。他の代表作としては、「ひつじが丘」、「塩狩峠」、「海嶺」、「泥流地帯」、「銃口」などがあります。歴史小説としては「細川ガラシャ夫人」「千利休とその妻たち」があります。1999年に逝去しました。