到知 2017年12月号

「到知 2017年12月号」を読みました。巻頭言「特集 遊」「日本のテレビ報道はこれでいいのか」を面白く読みました。 備忘します。

…知るものは好んでやるものには及ばない。好んでやるものは楽しんでやるものに及ばない。古来多くの人が愛誦した一節だが、氏はこの上にもう一つの境地があると言う。それが「遊」である。知には無知、好きには嫌い、楽しみには苦しみというように、知好楽には相対する世界がある。しかし遊には相対するものがない。絶対の境地である。ここに至ることが尊いというのである。天命を知った後の孔子の境地はこの遊に近いものがあると思うとも話されていた。 …「50 60はなたれ小僧、70 80働き盛り、90になって迎えが来たら、100まで待てと追いかえせ」 ページ9
…今年に入ってからのテレビは、連日のように森友問題点そしてこ計問題で番組を占拠し、反阿部の報道を嵐のように展開した。その結果、一強体制とまで言われた安倍内閣の高い支持率は大幅に落ち込んだ。…ここまで偏った報道連日のように繰り返せば、ひょっとして安倍総理は何か悪いことをやったのではないか、という疑念が国民の間にひろたか広がっていくのは当然である。…「報道しない自由」を楯に事実の一方を隠蔽して政権否定を繰り返すテレビ。これは日本憲政史上最低最悪のメディアジャックであり、日本の自由社会の深刻な危機だと私は断じたい。ページ109