マーケティング22の法則

マーケティング22の法則」を読みました。1994年は初版で。2017年に39版を重ねています。それだけ名著ということでしょう。マーケッティングの原理原則を事例を混じえて「22の法則」で説明しています。私にとって経営の主目的はロビームの存続です。マーケッティングは主たる手段になります。ロビームの新製品「何か新しいもの」とは何かを考えるのが、今のステージの大事な仕事です。「経営の経験」?「人脈」?「還暦後の起業」?何か新しいものを考えます。それを一言の「言葉」で発信することが成功の秘訣だと了解しました。備忘します。

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

売れるもマーケ 当たるもマーケ―マーケティング22の法則

あなたが新製品を開発する時、真っ先に問題にすべきことは、この商品は競合商品より「どこが優れているか」ではなくて、「どこが新しいか」ということである。言い換えれば、この新製品はどのカテゴリで一番かということだ。ページ27
私たちは信じたいと思うものを信じるのである。同様に味わってみたいと思うものを口にするのだ。ソフトドリンクのマーケティングは味の戦いではなく、知覚の戦いなのである。マーケティング戦争をより複雑にしているのは、消費者がしばしば間接的な知覚を頼りに購買決定をするという事実である。ある商品に関して自分自身の知覚でなく誰か他人の知覚をもとに購入を決定するのである。これが「周知の事実法則」と呼ばれるものだ。ページ46
会社が一番でない場合には、植え付ける言葉がは、一層焦点を絞り込んだものでなくてはならない。しかしそれ以上に大切なのは、その言葉があなたのカテゴリの中で、使用可能なこともであることだ。ほかのだれもその言葉をしまい込んでおくわけにはいかないのだから。ページ52
クーポンにしろ、ディスカウント又はバーゲンセールにしろ、消費者はこれによって何かおまけがある時だけ買い物すること覚えるようになる。ページ112
「多いこと」は「少ない」ことに通じる。会社が商品や市場、提携先を増やせば増やすほど、収益は減少するまだ。「あらゆる方向にフルスピードで突っ走れ」というのは、危険な吊り橋からの呼び声であるといってよい。一体いつになったら、会社はラインの拡張が忘れさられる危険に通じる道であることを悟るのだろうか。ページ128
マーケッティングとはある種の心理戦争である。すなわち知覚をめぐる闘いであって、商品やサービスを巡る戦いではないのだ。ページ135
将来を予測することはできないが、トレンドを掴むことならできる。そしてこれこそが変化を利用する方法なのである。ページ177
ファッド(ブーム)は短期的現象であり、それなりに利益をもたらしてくれる。しかし会社に大きく貢献するほど長続きはしない。また悪いことに、会社はファッドをトレンドと取り違えて、ギアを高速に入れる場合が多い。この結果、会社は過剰なスタッフと多額な生産設備、それに流通ネットワークを抱えて立ち往生することが少なくない。ページ208