到知 2018年1月号

「到知 2018年1月号」を読みました。薦められて3年ほど前から購読しています。「生き方」の月刊誌です。「道徳」の月刊誌と言ってもよいと思います。偉人の言説を解説したり、成功した実業家・リーダーのインタビュー、市井の有徳志の紹介などが主な記事です。昔の日本人のよいところをノスタルジックに論じる風があり辟易することもあります。号によって玉石混交です。ときに良い記事にがあり、深く感じ入ります。励まされ反省しています。
さて1月号の特集は「仕事と人生」。興味深く読んだのは「ひたむきなエネルギーが時代を動かす」(ページ18)TBM山﨑社長とユーグレナ出雲社長の対談です。山﨑社長はペーパーの素材を石灰岩で代替する事業、出雲社長はミドリムシで飛行機の燃料をつくる事業、お二人とも地球環境を改善することに命を賭けている起業家です。山﨑社長出演をテレビで拝見しました。魅力的な方です。出雲社長の著書も読みました。どうも山﨑社長の方が格上です。山﨑社長の方が私は好きです。もうひとつは「二宮尊徳 報徳記に学ぶ」です。通っていた小学校の校庭に二宮尊徳の石像がありました。歩きながら本をよむ姿です。子供の頃は「寸暇を惜しんで勉強せよとの教え」の人だと思っていました。のちに江戸時代の改革者だと知り驚いたおぼえがあります。記事では、いくつもの感動的なエピソードが語られています。真似はできませんが少しでも近づきたいと思いました。「至誠、勤労、分度、推譲」今でも有意義な指針です。
f:id:tao-roshi:20180410122527j:plain