0から1をつくる

「0から1をつくる」を読みました。さわやかな読み物でした。平昌五輪、カーリング女子は銅ダルを獲得しました。著者、本橋麻里さんは、キャプテンであり、チームを立ち上げた本人です。現在は北海道北見市ロコ・ソラーレ」の代表理事としてチームマネジメントと後進の指導に携わっているそうです。
本書は、その著者の「細腕繁盛記」です。トリノバンクーバーで選手として活躍した後、地元に戻り、表題のように「0から1をつくる」活動を続けた苦労話です。メンバー集め、資金集め、コーチの招聘、選手のモチベーション維持、練習、多岐にわたる活動を企画し実行しました。「1から100にする」より難しい仕事です。素晴らしい!
もぐもぐタイム」では地元のお菓子やいちごを食べていました。それだけでも町おこしになっていました。北見市が全国に知れ渡ることにもなりました。その陰には本橋さんの地道な活動がありました。私は「スポーツ成功譚」というより「町おこし譚」として楽しく読みました。日本人は五輪大好きです。メダルがとれたことで報われて本当に良かったと思います。