セルジオジーマンの広告戦略論

セルジオジーマンの広告戦略論」を読みました。10年前の翻訳で、5年以上前に買って、ずっと本棚に寝てました。なかなか面白い本でした。広告を生業とするひとには有益なほんではないでしょうか。著者は「認知率があがっても売り上げに結びつかなければ何の意味もない」と主張しています。成功報酬型の提案をしないと広告代理店は生き残れないと警鐘を鳴らしています。最後の方で、「Kマート」と「タコベル」の失敗譚が詳しく述べられています。まことに興味深い事例です。備忘します。

セルジオ・ジーマンの実践!広告戦略論

セルジオ・ジーマンの実践!広告戦略論

つまり、魚のいるところで釣りをせよ…1.すでにあなたの製品を買っている人たちがどこにいるか見極め、彼らが多く買うように働きかける。 2.いわゆる「浮動票」に対して、買う理由を与える。 3.それ以外の人はすべて忘れる。(P.115)
●既存の顧客を維持するよりも、新規顧客を獲得するほうが6倍もコストがかかる。 ●顧客の維持率が5%改善すると。利益率は25%から125%も改善する。(P.122)