損益分岐点分析がよくわかる本

損益分岐点分析がよくわかる本」を読みました。大変勉強になりました。要するに損益分岐点分析の重要な点は固定費と変動費用どう正確に分けるかということです。そこだけです。備忘します。

損益分岐点の計算をする時に支払利息は固定費とされていることを知っておいてほしい。(38ページ)
損益計算書のなかからつぶれる予兆知ることができるか。平地の向こう側売上収益でありんすに売上総利益であろう売上収益が年とともに下がってきたら、まず危ないと思わなければならない。その低下はあるが、売り上げ総利益率は変わっていないか、むしろあがっているときはまだ見所はある。これが下がってきているとダメだ。つぶれる前兆であると見れば良い。(40ページ)
固定費が常に固定しているともいいかねる。つまり絶対的固定費といわれるものはほとんどない。通常の場合、過去1年間の計算期間内における固定費を損益分岐点の計算の基準とするのである。工場の増設など、経営上重大な変更がある場合には、この固定費にもその変更が生じることがある。( 84ページ)
その費用のうち何パーセントが固定費で、何%が変動費と推定によって分類することである。これを一般には個別費用法による分類と言っている。また、数学的方法によって、変動人を固定費に分類する方法もある。(98ページ)
変動比率は常に一定であるという仮定で、次のページに示す損益分岐点の計算式が考え出された。もし変化があるとするなら変動費に近い準変動や販売価格の変化によるものとされている。大事な出発点は売上高は固定費と変動費を加えたものに等しいということである。 (112ページ)
変動費がさらに分岐点の算定に際して、なぜ大事な要になるのかというと、変動比率が損益分岐点を確定する計算過程で重要なポイントになるからである。変動比率の大小によって損益分岐点は大きく左右される。…変動比率はその確定に神経を使わなければならない。 (120ページ)
固定費をどこまで下げたら良い(230ページ)