言ってはいけない

「氏より育ち」人々は環境や努力により困難を克服できると信じています。しかし、真実は遺伝的な要素が大きいことを主張した本です。人種により能力にも差があるそうです。トンデモ本ではありません。霊長類で唯一ペニスに亀頭があるのは、乱交による他の遺伝子を吸い出し自らの遺伝子を有利にするためだそうです。半ば納得しました。備忘します。

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

犯罪心理学サイコパスに分類されるような子供の場合、その遺伝子率は81パーセントで環境の影響はリアルに割弱しかなかった。しかしその環境は、子育てではなく友達関係のような非共有環境の影響とされた。ページ29
教師親本人の三者ともどもが反社会的と評価した子供だけを抽出してみた。本人も含め誰からも暴力性や異常性が顕著とみなされた子どもの反社会的行動は、遺伝率96パーセントという驚くべき数字が示された。ページ32
…行動遺伝学の双生児研究などによって、知能が環境のみによって決まるという仮説は完膚無きまでに否定されてしまった。言語性知能は家庭環境の影響強く受けるものの、それを除けば一般知能の8割、論理的推論力の7割が遺伝で説明できるなど、認知能力における遺伝の影響は極めて大きいのだ。ページ37
…知能記憶力と概念理解に分け記憶力の知能は全ての人種に共演されているが概念力の知能は白人とはアジア系が黒人やメキシコ系に比べて統計的に有意に高いことを示した。ページ39
貧困線上にある若い女性にとってさらに深刻なのは、景気の悪化によって風俗産業界が新規採用抑制するようになったことだ。そのため現在では10人の求人のうち採用されるのはせいぜい3、4人という状況になっている。日本社会はおそらく人類史上初めて、若い女性が身体を売りたくても売れない時代を迎えたのだ。ページ71
教育関係者は知能の遺伝率はきわめて高いという行動遺伝学の知見を無視し、説明責任を放棄したまま、教育にもっと税金を投入すればみんなが幸福になれると主張して巨額のの税を手にしている。ページ72
夫婦間での殺しの大半は夫の嫉妬が原因だ。妻ももちろん嫉妬することはあるが、それを理由に夫殺すことはほとんどない。妻が夫を殺すのは正当防衛か父親の虐待から子どもを守るのがあるようだ。ページ79
胎児の脳に悪影響与える重金属には、鉛以外にもカドミウムマンガン、水銀など様々なものがある。だがそれよりも問題大きいのは妊婦の喫煙と飲酒だ。現在では妊娠中の喫煙は胎児の脳の発達に悪影響を及ぼすばかりでなく、高い攻撃性や後遺障害を引き起こすことが知られている。ページ117
話してる時に相手の目を見る人は、知的な印象与えるばかりか、実際に知能が高い。…端正な顔立ちとか整った顔立ちというほうが正確なのかもしれない。俳優のようにあまりにも美しいと、人はそれを知性とは感じない。よどみなく話している時は表情も整って見えるだろうから、平均的な利用して全体のバランスが良く好感が持てると、人はそれを知性と結びつけるのだ。ページ126
美貌を5段階で評価し、平均を3点とした場合、平均より上と評価された女性は平凡な容姿の女性より8パーセント収入が多かった。それに対して平均より下と評価された女性は4パーセント収入が少なかった。容姿による収入の格差は確かに存在するのだ。知っていたと思うけど。ページ138
若者が包括かどうかは容姿とはほとんど関係しないというデータがある。だがそれには例外があって、極めて醜いとされた若者は、強盗や窃盗暴行に手を染める可能性がとても高いのだ。ページ142
テストステロンは年齢とともに減少していくが、その度合いは個人差が大きい。精力的な男性は高齢になってもテストステロン値が下がらず、ビジネスでも性生活も現役のことが多い。…現役の時に活躍した人も、一旦引退すると急に老け込んで見えるのはこの効果のせいかもしれない。ページ146
人間には幼年時代を共有主体性には性的関心を抱かないという保証が埋め込まれているのだ。ページ167
人のペニスの機能は簡単の実験で明らかになった。ペニスと同じ形をしたものをゴム菅の間の中で激しく動かすと、缶の中に真空状態が生じ、内部の液体が吸い出されるのだ。男性のペニスと性行動は、その特徴的な形とピストン運動によって、膣内にとどまっていた他の男の精子を除去し、その空隙に自分の精子を放出して、まっさきに子宮に到達できるように最適化されているのだ。ページ193
女性には大きな声を上げることに、身の危険を上回るメリットがあったはずだ。それはほかの男達を興奮させて呼び寄せることだ。これによって旧石器時代の女性は、いちどに複数の男と効率的に性交し、多数の精子を膣内で競争させることができた。そのためにはよがり声だけではなく、連続的なオルガスムが進化の適応になるに違いない。ページ196
家庭が子供の性格や社会的態度性役割に与える影響は皆無で、認知能力や才能ではかろうじて言語(親の母語)を教えることができるだけ。それ以外に親の影響が見られるのはアルコール依存症と喫煙のみだ。ページ213
子供はみんな、友達グループの中で目立ってるように、自分が得意なことをやろうとする。それはスポーツだったり歌や踊りだったり勉強だったりするかもしれないがそうした才能は遺伝の影響を強く受けている。ページ230
おやの一番の役割は、子供の持っている才能の芽を積まないよう環境と与えることだとハリスはよー。知的能力を伸ばすなら良い成績をとることがいじめの理由にならない学校選ぶべきだ。女性の政治家や科学者に女子校出身者が多いのは、驚愕と違って、学校内でバカで可愛い女を演じる必要がないからだ。ページ242