権力の館 軽井沢

放送大学「権力の館」第9回「軽井沢の館」を視聴しました。軽井沢は政治家のリフレッシュの場というだけではなく、社交の場の意味も大きいものでした。明治時代、大隈重信、太平洋戦争の戦前、戦中は、近衛、東郷、来栖などが軽井沢に別荘を構えていました。ここで政治が行われたことは容易に想像できます。戦後、鳩山、石橋が別荘を構え、あたかも官邸が軽井沢に移った様相を示しました。 昭和30年頃には、佐藤栄作邸もありました。その後、中曽根、細川、三木、大平が軽井沢に通いました。田中角栄邸は元徳川邸を借り受けたもので、外国の要人、キッシンジャーなどを迎える場所として利用されました。宮沢喜一別荘は庶民的、個人的なたたずまいでした。