日本古代中世史 最終回

放送大学「日本古代中世史」第15回「地域史への展望」を視聴しました。これまで14回にわたり日本の古代中世の歴史を学んできました。そのまとめと日本史における地域の特質の思考方法、古代中世の歴史を学ぶ意義について解説しています。
地域の歴史は「食物」と「文物」と「人物」を関連付けてみるとその本質が見えてきます。古代中世の歴史と個別の地域史の関連を探っていくことにより、さらに深い歴史認識を得ることができます。
例えば、宇都宮の名物が何故「餃子」なのか、それは明治時代、第四師団がおかれており、中国帰りの兵士が持ち帰ったとの説が有力だそうです。佐渡の村々には能舞台が多いのは何故か、それは流された文化人が都の文化を伝えたものと思われます。世阿弥日蓮も流されていました。その影響で「佐渡佐渡へと草木もなびく…」の謡もあります。さらに筑波山の周りには古代より多くの宗教家が集い、平将門をはじめとする有力な武士も輩出しました。親鸞もそのひとりです。古代中世の流れを備忘します。

列島の原始から倭国へ 原始時代
飛鳥王権から律令国家へ 古代1 7世紀
律令国家と天平文化 古代2 8世紀
平安王朝 古代3 9世紀
摂関政治の展開 古代4 10世紀
受領と武士の世紀 古代5 11世紀
院政時代の動き 中世1 12世紀
鎌倉幕府の成長 中世2 13世紀
南北朝の動乱 中世3 14世紀
室町幕府と地域社会 中世4 15世紀
戦国時代 中世5 16世紀